ストレスとにきびの関係。生活リズムが及ぼす影響

ストレスとにきびには深い関係があります。ストレスは自律神経を乱し、不眠や肌荒れ、便秘などを引き起こしにきびの原因に。また、にきびができる場所によってその原因がストレスかどうかがわかります。ストレスとにきびの関係についてまとめました。

ストレスでにきびが発症するって知ってた?

ストレスは身体にさまざまな影響を及ぼし、にきびの原因となります。ストレスからのにきびはできやすい場所に特徴があり、放っておくとシミやクレーター状の凸凹になってしまうことも…。ストレスにきびの解消法や予防法について見ていきましょう。

ストレスとにきびの発生には深い関係があった

一見、関連がなさそうなストレスとにきび。しかし、ストレスを感じることで男性ホルモンの分泌が増え、にきびの発生につながるのです。

ストレスを感じると男性ホルモンが急増!?

女性の体内でも微量ながら男性ホルモンが作られており、ストレスを感じることで男性ホルモンの分泌が増えることがわかっています。

ストレスを感じると皮脂の分泌が過剰になる

ストレスを感じることで分泌されるノルアドレナリンというホルモンと、男性ホルモンであるアンドロゲンは皮脂の分泌も活発にします。皮脂は適量ならお肌のうるおいを守ってくれますが、過剰になると毛穴を詰まらせにきびの元になるのです。

ストレスにより毛穴が詰まりやすくなる

男性ホルモンの分泌が増えると肌の角質が増える異常角化という状態を引き起こし、毛穴が角栓で塞がれてにきびを引き起こしやすくなります。

ストレスでにきびが出来る原因を究明しよう

では、ストレスは具体的にどんな影響を及ぼすのでしょうか?

ストレスによる自律神経の乱れ

ストレスは自律神経を乱します。自律神経が乱れるとホルモンバランスも乱れてしまい、女性ホルモンの分泌が減って男性ホルモンが増加することがあります。

ストレスによる睡眠障害や便秘

ストレスは睡眠障害や便秘も引き起こします。寝不足も便秘も肌荒れの大きな原因ですよね。

ストレスによる生活習慣の乱れ

ストレスで眠れない、遅くまで仕事をして生活のリズムが乱れている、3食きちんと食べていないなど生活習慣が乱れると、肌のターンオーバーも乱れてしまいます。必要な栄養や休息を得られないことで肌は荒れ、毛穴を詰まらせてにきびの原因となります。

肌のバリア機能が低下する

紫外線や冷暖房器具の刺激による外的ストレスはもちろん、精神的なストレスも免疫力や肌のバリア機能を低下させることがわかっています。

ストレスにきびはどんな箇所に出来やすい?

ストレスによるにきびは、できる場所に特徴があります。

おでこ・髪の生えぎわ

ストレスを感じていると心身が緊張状態にあり、防御反応として汗をかきやすくなります。するとおでこや髪の生え際ににきびができやすい傾向があります。

鼻・鼻の頭・鼻の下

鼻は顔の中でも特に皮脂分泌が多く、さらに無意識に触ることも多いためにきびができやすい場所のひとつです。ストレスで皮脂分泌が増えるとその影響をダイレクトに受けてしまいます。

口のまわり・フェイスライン

口まわりのにきびは大人にきびの代表格とされ、皮脂腺が多い部分でもあります。また、ホルモンバランスの影響を受けやすいことから、ストレスによるにきびができやすい場所として有名です。

頬にできるにきびは胃腸や肝臓の不調のあらわれです。ストレスから暴飲暴食をしたり、お酒を飲みすぎたりすると頬にストレスが出やすいでしょう。

にきびができやすい場所のケアは?

鼻は顔の中でもっとも皮脂量が多い場所

意外なようですが、顔の中でもっとも皮脂量が多いのは鼻です。高さがある分紫外線の影響も受けやすく、にきびができやすい代表的な部位なのです。

鼻のケアには正しいスキンケアが必須

鼻のベタつきやテカりに悩まされている人も多いですよね。しかし、皮脂が気になるからといって、毛穴パックやあぶらとり紙などの過剰なケアは逆効果。過剰な皮脂分泌のおおもとは、ストレスによるホルモンバランスの乱れや肌の乾燥にあります。まずは正しい洗顔と保湿が重要です。

頬やフェイスラインには保湿ケアと生活習慣の見直しを

頬やフェイスラインにできるにきびは、無理につぶしたりせずしっかりと保湿ケアをしましょう。化粧水で水分をたっぷり補い、乳液やクリームの塗りすぎには注意してください。また、頬にできるにきびは内臓の影響を受けやすいため、生活習慣の見直しも必要です。寝不足や運動不足、乱れた食生活も原因となります。

にきびと併せて口内炎ができることも…

免疫力が低下すると口内炎も発症

にきびの他に「最近口内炎ができやすい」と心当たりのある人もいるのではないでしょうか?生活習慣の乱れやストレスは免疫力も低下させるため、口内炎ができることもあります。にきびと口内炎が同時に出来たら、生活習慣を見直してみたほうがいいかもしれませんね。

ストレスにきび、放っておくと恐ろしいことに!?

適切な処置をせずにストレスにきびを放置してしまうと、こんなことが起きます。

シミになってしまう

にきびの赤みを長期間放置すると、悪化して黒ずみ色素沈着を起こしてシミになってしまうことがあります。

クレーター状態になってしまう

にきび跡がボコボコしたクレーター状になっている人、見たことがありませんか?にきびによる炎症が肌の奥の真皮を削り取ってしまい、肌が再生できなくなると凸凹に見えるようになります。

肌の老化を進行させる

にきびがある肌は、乾燥や皮脂分泌の過剰、肌のターンオーバーの乱れなど何らかの問題がある状態です。それらの原因を放置することで肌の老化はどんどん進んでいってしまい、年齢的にはまだ若いのに老け顔に見られてしまう恐れも…。

にきびの周りには「活性酸素」がたくさん

にきびを放置すると肌が荒れる原因に、活性酸素があります。活性酸素は紫外線やストレスによって体内でつくられ、細胞を酸化させます。活性酸素がにきびの原因であるアクネ菌を酸化させることでにきびは悪化していくのです。

ストレスにきびで病院を受診しても大丈夫?

皮膚科でも治療してくれる

にきびは皮膚疾患のひとつなので、皮膚科でも治療を受けることができます。アクネ菌を殺菌する抗生物質や、毛穴の詰まりを改善する外用薬のほか、ビタミン剤やホルモン治療薬などが使われます。治療目的なので保険が適用されます。

美容皮膚科だと効果は絶大…しかし保険は適用外!?

美容皮膚科では、皮膚科で保険診療外となる施術やさまざまなスキンケア用品を使ってアプローチしていきます。治療に加え美容という観点で行われており、にきびだけでなくにきび跡にも対処が可能です。ただし保険適用外となり費用は高くなります。

ストレスにきびの予防法

ストレスにきびを予防するには、やはりストレスを溜めないことが肝心です。

なるべくストレスを溜めない生活を心掛ける

ストレスのまったくない生活というのは無理かもしれませんが、溜め込まない努力はできます。自分が打ち込める趣味やリラックスできる時間を意識して作ってみましょう。また、寝不足や生活習慣の乱れも身体にとってはストレスになります。規則正しい生活と食生活を心がけてみてください。

ストレスの蓄積には気を付けよう

ストレスが男性ホルモンの分泌量を増やし、肌のターンオーバーを乱し、自律神経を乱し…と、その影響は計り知れません。ひどくなるとにきびだけでなく、さまざまな体の不調も引き起こしてしまいます。ストレスはなるべく溜めないよう、上手に付き合っていきたいですね。