にきびの原因となる皮脂とは?その正体と本来の役割に迫る!

顔のにきびが目立つと憂鬱な気分になりますよね。にきびの原因になる皮脂の正体とはいったい何なのでしょうか?ここでは、皮脂の分泌とにきびができるメカニズムを徹底解説!皮脂をコントロールする方法もご紹介しますので、参考にしてください。

皮脂って一体なに?

皮脂とは、肌の真皮にある皮脂線から作られる脂のことです。皮脂線は手のひらと足の裏意外には、ほぼ全身にあり体の部分によって数の違いがあります。

皮脂が分泌される「とき」とは

皮脂の分泌量は年代によって違います。最も多い時期は10~20代の年代であり、加齢とともに分泌量が減少していきます。

皮脂と汗の違い

皮脂と汗は分泌される場所が違います。皮脂は皮脂腺から、汗は汗腺からそれぞれ分泌されています。汗腺は、ほぼ全身にあり暑い季節や運動すると体温調節の作用で汗がでてきます。

皮脂の役割

皮脂には肌を健康に守る重要な役割があります。ここからは、皮脂の役割について見てみましょう。

肌の表面を弱酸性に保つ

皮脂が分泌されることで肌の表面には皮脂膜が形成され弱酸性に保たれています。

細菌の増殖を抑える

皮脂膜の作用で肌が弱酸性に保たれることで酸に弱い細菌の増殖を抑えることができます。

外部刺激から肌を守る

皮脂膜には肌の表面の潤いを保ち、外部からの刺激から守るバリア機能があります。

皮脂が過剰分泌する原因

皮脂が過剰分泌する原因はさまざまですが、主な原因には次のようなものがあります。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れて、女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)が活発になると皮脂の量は増えます。そのためプロゲステロンの活動が高まる生理前は過剰分泌になります。

脂分の多い食生活

脂肪や糖質を多く含み、高カロリーな食生活は皮脂の過剰分泌を招きます。

ストレス

ストレスがたまるとホルモンバランスが乱れて男性ホルモンの量が増えます。男性ホルモンには皮脂を過剰分泌する作用があります。

睡眠不足

睡眠不足は体にストレスを与えるとともにホルモンバランスを乱して男性ホルモンを増やします。さらに睡眠不足で肌のターンオーバーが正しくできなくなることから、皮脂の分泌が増えます。

肌の乾燥・洗顔の回数が多い

肌が乾燥や洗顔のし過ぎは、肌に必要な皮脂ま奪うことにつながり、体は慌てて皮脂の分泌を増やします。

遺伝

遺伝による皮脂の過剰分泌は、体質の遺伝よりも脂質が多い食事を好むなどの生活習慣を受け継いで皮脂の量が多くなります。

加齢

一般的には30代をピークに皮脂の量は減少していきますが、女性は更年期を迎える45~55歳ころにホルモンバランスが乱れて皮脂が過剰分泌することもあります。

皮脂が過剰分泌すると起こる症状

皮脂の過剰分泌は肌に影響を与えて、さまざまな症状を引き起こします。

毛穴の詰まり

皮脂が過剰に分泌されると、毛穴からスムーズに排出しきれず毛穴を詰まらせてしまいます。

アクネ菌の増殖

毛穴が詰まることで毛穴の奥の方に皮脂が溜まり始めると、皮脂を餌にアクネ菌が増殖します。

毛穴の黒ずみ

毛穴の詰まった皮脂に角質や化粧品などの汚れが加わり酸化してくると、毛穴が黒ずみます。

毛穴が開いて目立つ

皮脂の出口である毛穴は、皮脂の分泌量の増加に合わせて大きく開き目立つようになります。

顔がテカる

皮脂が過剰分泌は顔のテカりを目立せます。特に皮脂腺が多いおでこや鼻のTゾーンは、テカりやすい部分です。

肌がくすむ

皮脂の過剰分泌で毛穴がふさがり黒ずみが増えてくると、肌の明るさが失われてくすんできます。

化粧のノリが悪い

皮脂の量が多くなると、肌のキメなくなり化粧品がなじまなくなります。特にファンデーションのノリが悪く崩れやすいです。

皮脂の分泌とニキビの関係性

皮脂には肌を保護する作用がありますが、過剰に分泌するとニキビの原因になります。

皮脂の過剰分泌により毛穴が詰まる

皮脂の過剰分泌で毛穴が詰まるとニキビの原因になるアクネ菌が毛穴に集まってきます。

毛穴詰まりがにきびになるまでの過程を理解しよう

ここからは、毛穴が詰まることからニキビが発症するメカニズムを見てみましょう。

①:あらゆる原因で皮脂が過剰分泌

生活習慣やストレスなどの原因で皮脂が過剰分泌されます。

②:毛穴が詰まる

増え過ぎた皮脂はスムーズに排出できず毛穴が詰まります。

③:アクネ菌が増殖する

毛穴が詰まったことで毛穴の奥には皮脂が溜まり、皮脂を好むアクネ菌が増殖します。

④:にきびが出来る

毛穴の奥で増殖したアクネ菌は、やがて炎症を起こしてにきびを作ります。

にきびが出来やすい皮脂分泌が活発な場所

体には特に皮脂の分泌量が多くニキビが出来やすい場所があります。

顔のおでこから鼻にかけてのTゾーンは皮脂の分泌量が多い部分です。

胸元

顔の次に皮脂の分泌量の多い場所が胸元です。

背中

背中は胸元の次に皮脂が多く分泌される場所です。背中は洋服で蒸れることも皮脂を増やす原因の1つです。

皮脂の過剰分泌を抑える方法

次は、にきび予防につながる皮脂の過剰分泌を抑えるポイントを見てみましょう。

こすりすぎる洗顔を止める

洗顔でゴシゴシと強くこすり過ぎることは、必要な皮脂まで洗い流され、かえって皮脂の分泌を促進してしまいます。

生活習慣を見直す

脂質や糖質の多い食生活や睡眠不足は皮脂の分泌を増加させてしまいます。ビタミンを含むバランスの良い食事と十分な睡眠をとるように心がけましょう。

なるべく身体に負担を掛けない

ストレスはホルモンバランスの乱れを招き皮脂の量を増やしますので、ストレスを溜めず身体に負担が掛からないように注意しましょう。

皮脂が原因でできるにきびの予防法

皮脂の分泌を抑えるとともに、注意したいにきびの予防法には次のようなものがあります。

オイルクレンジングを控える

オイルクレンジングにはメイクの油分を落とすために界面活性剤が多く配合されています。界面活性剤は洗浄力が強いため、肌を保護する皮脂まで洗い流してしまいます。その結果、皮脂が過剰分泌されニキビができやすい肌になります。また、オイルクレンジングを肌に馴染ませるための手の摩擦もにきびを招く原因の1つです。

スキンケアの方法を見直す

ニキビができやすい肌はスキンケアが合っていない場合も考えられます。一口にニキビといっても10代のニキビと大人のニキビでは肌のターンオーバーの周期が違うためケアも違います。スキンケアは自分の肌に合った方法を行いましょう。

ピーリングを取り入れる

ピーリングとは古くなった角質を取り除くことで肌のターンオーバーを促すケアです。ピーリングには角質と一緒に余分な皮脂も取り除くことができますので、にきび予防に効果が期待できます。

保湿を十分にする

にきび予防には洗顔の後の保湿も大切です。乾燥した肌は皮脂の出口である毛穴の角質を硬くして塞いでしまいます。美容液にはセラミドなどの保湿成分が含まれたものを使用することで、にきびが出来にくい肌にします。

皮脂をコントロールして美肌を手に入れよう

皮脂の過剰分泌はにきびが出来やすい肌にします。皮脂の分泌が増える原因には、食生活、睡眠不足、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどさまざまありますが、生活習慣とスキンケアを見直すことで過剰な分泌を整えることができます。体の中でも皮脂の分泌が多い場所やスキンケアのポイントを抑えて、皮脂の分泌をコントロールしましょう。皮脂バランスを整えることがにきびケアの第一歩になります。